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58いわゆる皮膚科用剤

白斑治療薬
 オクソラレン(軟膏・内服)

 白斑(白なます)は,皮膚のメラニンという色素を生む細胞が足りなくなっているので,日光と薬剤によってそれを補う必要があり,その補佐のためこの薬があります。

ざそう(にきび)治療薬1:抗生物質
 アクアチム(クリームなど)
 ダラシンTゲル

 ニキビはニキビ菌による炎症で,ニキビ菌をやっつけるための薬がアクアチムやダラシンです。(51抗菌薬の項を参照)

ざそう(にきび)治療薬2:その他
 イオウカンフルローション
 スタデルムクリーム

 ニキビ菌の活動が弱ければ,イオウカンフルローションやスタデルムクリームで十分です。スタデルムクリームは炎症を抑える効果があります。

角化症・乾癬治療薬1:ビタミンAと類似構造
 チガソン

 飲み薬です。ビタミンAと類似構造で,乾癬の薬としては古典的な部類に入ります。男性でも催奇性があり,また肝機能・腎機能が悪ければ使えず,その他脱毛・口唇炎・寝汗・倦怠感など,患者様にとって不愉快な副作用が多く,要注意です。

角化症・乾癬治療薬2:活性型ビタミンD3
 ボンアルファ
 ドボネックス
 オキサロール
 ボンアルファハイ

 これらは,軟膏です。ボンアルファは活性型ビタミンD3の中では一番古い薬で,後述の薬のような一日に使える量の制限はありません。
 ドボネックスは二番目に作られた活性型ビタミンD3で,この薬の登場で多くの乾癬の患者様が救われました。一日にチューブ約1.3本弱以内に使う量を押さえないと,腎機能低下・高血圧などの症状が生じ,要注意です。
 オキサロールは現時点で,乾癬の外用薬としては第一選択です。温めるとのびやすいメリットがあります。一日にチューブ一本しか使えません。  以上の薬は一日二回塗布ですが,ボンアルファハイは一日一回の塗布でよいという長所があります。やはり一日にチューブ一本までです。

角化症・乾癬治療薬3:ビタミンA外用薬
 ザーネ

 古典的な外用薬です。

角化症・乾癬治療薬4:尿素
 ケラチナミン
 パスタロン
 ウレパール

 軟膏とローション(Lローション)があります。保湿作用はヒルドイド(ヘパリン類似物質)より優れていますが,ヒリヒリ感を訴える方も多いので要注意です。

鶏眼治療薬
 スピール膏M

 貼り薬です。うおのめ・たこなどの角質を削りやすくするため,前処置として軟らかくするのに使います。

(以下工事中)