皮膚科電子小辞典トップ

a001紫外線−皮膚科電子小辞典

 紫外線はしみ・しわの原因になりますので,サンスクリーン剤を用いたほうがよいでしょう。紫外線遮断効果の指標としてSPFが用いられますが,日常生活ではこの値が小さいもので十分です。ただし,発汗やタオルで拭くことによりはがれ落ちることを考えると3〜4時間ごとに重ね塗りをしたほうがよいでしょう。ゴルフ・海水浴ではSPF 20〜30程度,赤道付近への旅行ではSPF 50+を目安としてください。

 また,初夏の昼間,1時間程度日光に当たり,非常に赤くなりやすいが黒くならない人は日焼けしやすいタイプとされ,注意が必要です。

 アトピー性皮膚炎では,強い日光でかゆみを生じますので,処方された薬を塗ったり飲んだりしてください。

 その他,皮膚疾患によっては日光により悪化するものや改善するものがあります。詳しくは皮膚科外来へどうぞ。