皮膚科電子小辞典トップ

27膠原病

<この項で出てくる主な疾患と簡単な診断法>

全身性エリテマトーデス:顔に蝶のような形をとる紅斑や,手足に紅斑がみられる。その他,いろいろな皮膚症状が出る。
初期には原因不明の発熱,あちこちの関節が痛くなる,などの症状があらわれることもある。→すぐ病院に行くこと!!

円板状エリテマトーデス:顔・腕・足に乾燥したかさぶたを伴った紅斑が複数みられる。
顔面では頬(蝶形になることもある),鼻,唇,耳などによくみられる。

皮膚筋炎:顔の紅斑・まぶたの紫がかったむくみ,手の甲や指関節に敷石状の紅斑,背中や腕にみられる痒みの強い皮膚症状,
爪の甘皮内の出血などがみられる。
他に,筋低下(会談の上り下りがつらくなる,髪をとかしにくくなる),筋肉の痛み,全身のだるさ,発熱などがある。
→すぐ病院に行くこと!!

全身性強皮症:手足の先から皮膚の硬化が始まり,徐々に全身の皮膚に進行していく。初期には指がむくんではれぼったくなる。
約半数の人は冷たい水や空気に触れると手の先が真っ白になったり紫になる。皮膚硬化が進行すると手の関節が曲がったり伸ばせなくなる
こともある。→すぐ病院に行くこと!!

限局性強皮症:皮膚の限局した部位が固くなる病気。

(以下,工事中)